畑作のご紹介

about  Upland farming

北海道の東部、知床エリアにある農場です。海別岳、斜里岳を眺望できる雄大な景観の中で大豆や小麦、馬鈴薯などの作物を育てています。

戦後、本家より分家して農業をはじめました。

当初より農耕馬や肉用牛を飼育して土づくりにつとめています。

2005年に法人化して、畑で収穫した大豆からつくる味噌、豆腐を中心に農業の6次産業化に取り組んでいます。

OUR CONCEPT

農場理念 「循環型複合経営」

畑作の副産物を家畜に食べてもらって、畜産の副産物を土づくりに活かす「循環」と、天候や景気に左右される畑作と畜産の「複合」で、持続可能な農業を目指しています。

小麦 -Wheat-

小麦は前年の9月に畑に種をまいて、越冬して、7月に黄色くて甘い匂いのする小さな花が咲を咲かせ8月に大型コンバインで一斉に収穫されてJAに集荷されて貯蔵されます。その後需要に合わせてトレーラーや運搬船で、通年で随時、消費地の製粉工場に運ばれて小麦粉になり、うどんやパンになっています。

澱粉原料用馬鈴薯 -potato-

馬鈴薯は前年に収穫された種馬鈴薯を4月まで半地下の貯蔵庫で保管して、4月に二つか三つに包丁で切って、畑に植え付けます。6月には白やピンク、紫の花を一斉に咲かせて、9月から一列づつハーベスターで収穫し、大型トラックで100台以上を町内のJA澱粉工場に出荷します。イモの重量の20%ほどの純度の高い澱粉に精製され、かまぼこや、お菓子、点滴につかわれるマルートースなど多様な食品の加工に利用されています。

甜菜 -sugar beet-

甜菜は3月にペーパーポットに種をまいて、150万本の苗を育てて5月に畑に4列づつ移植します。10月に、隣町のホクレンの製糖工場に出荷し、春になるまでかけて製糖されて、グラニュー糖と上白糖、三温糖、糖蜜、廃糖蜜、ビートパルプに生成されて、それぞれの用途で消費されています。廃糖蜜とビートパルプは牛の餌になります。

大豆 -soy-

大豆は5月に種をまき、7月には小さな紫色の花が咲き、9月に枝豆の状態になり、10月にコンバインで収穫します。その後、北陽物産株式会社に出荷して、そこから、味噌や納豆のメーカーに販売されています。冷涼な気候にマッチした「ユキホマレ」という改良品種の登場で北海道東部でも栽培することができるようになりました。

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